Bloggerを始めてからのカスタマイズといえば、編集画面からできる設定が基本だった。それから細かい部分のカスタマイズ方法を検索してコードを拾い、それらを貼っては少しずつサイトを変化させていく。

コードを貼り付けてサイトが思い通りに変化していく様は面白いが、貼り付けたコードについては中身を理解していないので、新しいコードを上書きするとレイアウトが崩れるなど、予期できない不具合が現れる。

今までは、その辺の不満を誤魔化しながらブログをカスタマイズしていたが、いい加減にちゃんと理解してからやろうと思っていた矢先、Vaster2というテンプレートに出会った。

Vaster2は自分の理想系の仕様だったので、すぐにでも使ってみたいところだが、やはり変えたい部分はチラホラと目に入る。しかし、Vaster2の細かい部分をカスタマイズするにはCSSをいじっていかなければならない…というか、CSSをいじる以外に具体的なカスタマイズはできない。

ということで、必然的にCSSを学ばなければならない状況になったのである。


まずはコメントアウト


Vaster2には、親切にもCSSに場所が書き込まれている。そのため、いじっていく大まかな場所を把握することは簡単だった。そこで、とりあえず そこにある数値をいじって その変化を見ていくことにした。

この際、CSSにいちいちコメントをつけていくことにした。そうすることで後で変更点を把握することができ、コードにも慣れられるだろうと考えたからである。

そんな感じでコードをいじっていくと、似たような項目(プロパティ)を何度も目にすることになり、これらにいちいちコメントを付けていくという作業から、それらに慣れてくる。その結果、案外 簡単に覚えることができた。

それから、そのプロパティが何を指し、どのような値を入れれば、どのように変化するのか、ということが分かってくると、CSSを自発的に書き換えられるようになる。これが "慣れた" という状態なのだろう。

最初の頃は複雑な設定は無理だが、色やサイズの変更などは簡単にできるようになる。その先は 知らないプロパティについて検索し、ネットから知識を得たら、実際に値を入れて変化する様子を見極める。

こんなことを繰り返していくと、CSSの記法やルールなんかは頭に入ってくる。慣れてしまえば自分なりの発想でカスタマイズできるようになり、それが上手くいくようになると実に面白い。ここからCSSにハマってしまったのである。

見えないものが見えてくる!



CSSに ある程度慣れてくると、ネットで紹介されているコードの意味が分かるようになる。

つまり、ネットで拾ってきたコードの、どこの値を変更し、どこにプロパティを書き加えれば、自分の思い通りのデザインになるのかが分かってくるようになるのである。

ガンダムでいうところのニュータイプにでもなったような感覚だ。

それからというもの、ネットサーフィンしていてもサイトのデザインに注目するようになった。これは今までにない斬新な感覚で、プログラミングの素人からすれば この面白さに興奮を覚えずにはいられない。

また、他人のサイトで気に入ったウェブデザインがあると、どのようなキーワードで検索すればコードが見つかるのかも分かるようになる。その他にも、そうしたサイトのソースコードも見てヒントを貰うことも多くなった。

これは今までとは全然異なる行動で、まさに新境地に立ったというやつだろう。

自分の場合、このきっかけになったのがVaster2というテンプレートであり、これをカスタマイズすることでCSSという道が開けた。よって、BloggerユーザーでCSSに興味のある方には ぜひVaster2をオススメしたい。

Vaster2はコチラ